一般歯科

一般歯科とは?

歯科における二大疾患は虫歯と歯周病です。

いずれも、定期的なメインテナンスで予防できます。当医院の審美的な虫歯治療と歯周病治療を紹介いたします。

審美的な虫歯治療

自然な色調で違和感のない歯冠修復が可能です。

当医院では審美的な虫歯治療をしております。審美歯科とは、美しさに焦点を当てた総合的な歯科医療分野のことです。歯冠修復や補綴治療では違和感のない自然な色調で修復が可能です。

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歯周病とは?

現在成人が永久歯を喪失する原因の一位が歯周病です。
日頃の適切なブラッシングと定期的に歯石を除去することで、予防ができます。

歯石や歯周病原菌により、歯肉の腫れや出血などの症状を引きおこします。放置すると歯根周囲の歯槽骨が吸収し、
やがて歯は抜け落ちてしまいます。歯周病に罹患している人は、そうでない人と比較して心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患を発症する危険性が1.2〜1.5倍であると言われています。食生活や喫煙などとのかかわりも深く生活習慣病の一つになりますが、日頃の適切なブラッシングや歯石を定期的に除去することで予防することができます。

健康な歯茎はうすいピンク色をしていて硬く引き締まっています。表面には「スティップリング」と呼ばれる不規則な小窩(しょうか)がみられます。(矢印)

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歯周病に罹患した歯茎は、腫脹(腫れ)と退縮をおこします。歯の表面・歯肉(はぐき)の内部まで歯石が沈着し、歯の周囲組織(歯肉・歯槽骨・歯根膜・結合組織)が破壊されます。初期には傷みは伴わず、時々急性化して腫れ(矢印)と排膿(膿がでること)を繰り返します。歯ブラシ時に痛みや出血を伴います。

歯周病の原因は?

歯周病は歯周病原菌の感染によって発症します。

口腔内常在菌がプラーク(歯垢)とともに歯肉近縁に付着し、歯肉の炎症を起こします。健康な歯肉から歯肉炎・歯周炎へと病態が進行するうちに細菌叢は変化し、歯肉縁下での歯石の沈着、歯槽骨の破壊・吸収が起こります。
一旦、吸収した歯槽骨は元へは戻らず、歯は動揺し始め最終的には抜け落ちてしまします。

歯周病治療の目的と意義

歯周病治療の目的と意義は、炎症を引き起こす原因を取り除き、病変を改善、再発を防止して健康な歯周組織を生涯にわたり保ち続けることです。

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歯周病治療の流れ

歯周組織検査

歯周組織検査では、口腔内の全ての歯に対して歯や周囲組織の罹患状態を検査します。X線検査や口腔内写真、歯列模型、また全身疾患が疑われる場合には、臨床検査を必要とします。

プラークコントロール
歯周病の原因とされる歯周病原菌を含むプラ―ク(歯垢)を取り除きます。
プラーク除去のための専用の機材と歯磨剤を使用して歯を1本ずつ磨き上げます(PMTC Professional mechanica tooth cleaning)。
また毎日のご家庭での歯ブラシが十分に行えるよう、アドバイスいたします。
歯石除去
唾液中のカルシウムをとりこんでしまったプラークは石灰化して歯石となってしまいます。ブラシではとれないほど固く強固に歯に付着していますので、専用の器具(手用、超音波スケーラー)で除去していきます。
歯周外科手術
歯石除去、プラークコントロールが良好にできても歯周ポケットが深く、歯肉縁下歯石が完全に除去できない場合は、局所麻酔下にて歯周組織の外科処置を行う場合があります。歯肉や歯槽骨の形態を整えたり、吸収して減少した歯槽骨に対して骨造成を行ったりすます。
メンテナンス

お口の中の健康をとりもどしたら、一番重要なのは日頃のお手入れです。
通院が終了しても毎日の丁寧な歯ブラシを心がけてください。
また、3〜6ヶ月毎に定期健診を行い、その間に新たについた歯石などを取るようにしましょう。

プラークコントロール

プラークコントロールは歯周病の治療・予防だけではなく、虫歯の予防にも大切です。

日頃のブランディングで全てのプラークを取り除くことは困難ですが、特に歯周病や加齢による歯肉が退縮し歯間部分に空隙ができると歯ブラシだけでなく補助的な道具や薬剤を使用することも効果的です。

歯ブラシ

毛の硬さやヘッド部分の大きさなどによりたくさんの種類があります。ご自分の歯や歯茎の状態に適したブラシを選びましょう。

歯間ブラシ

歯と歯の隙間が大きくなると、歯ブラシだけでは十分に清掃できなくなってしまいます。補助として歯間ブラシによる歯間部の清掃が効果的です。

デンタルフロス

歯と歯の間に挟まりやすい場合に使用します。歯茎の退縮がない場合に適しています。素材や形態によって種類があります。

電動歯ブラシ

中でも音波ブラシと呼ばれるものが効果的といわれています。音波振動によって、プラークの除去が効果的に行えます。

洗口剤

歯周病原菌に対して効果のあるグルコン酸クロルヘキシジン洗口剤です。
食後、就寝前に使用します。

予防をすることが大切です

プラークコントロールや定期診断などを行い、
虫歯や歯周病になる前に、予防をしましょう!

痛くなってから治療を行うのでは、どうしても歯を削ったりといった治療が必要となります。
一番歯にとっていいことは、病気にならないこと。
病気にならないよう、プラークコントロールや、定期的なメンテナンスを行うことを、予防歯科といいます。
治療をした所を二度と悪くしないためにも、歯のメンテナンスが必要です。